デッキ紹介「どくどくしばり」
わるいアリアドスが主役のデッキを作ったので紹介します。
どくしばりは、確定で毒を撒き、コインが表ならバトル場から離れられなくする効果をもっています。これによって、にげるだけでなく、ポケモンぎゃくしめい、ポケモン回収などによる毒のリセットも封じることができます。通常、1回の攻撃では技の30ダメージとどくの10ダメージ×2の合計50ダメージしか与えられませんが、このデッキはマタドガスのポイズンミストを絡めて50ダメージを70ダメージまで引き上げます。相手が状態異常回復カードを握っていなければ、マタドガスを2体立てた盤面では3/8の確率でこの70ダメージが発生する計算です。しかもどくできぜつさせた場合は学習装置、きあいのハチマキが不発し、それが相手の番の終わりならバトル場に出したポケモンを先に攻撃してダメージレースで優位に立てるというボーナスつき。からめとるの方も実用的で、控え呼び出し+コイン表でまひという効果です。どくしばりの要求エネルギーが揃うまでお茶を濁す手段になります。特に、にげるコストの重い特殊能力要員には刺さります。この技によって、突風の採用が必須ではなくなり、殿堂ランクつきカードを選ぶ自由度が高まります。このデッキは、2022年3月の高槻殿堂リモート大会でグースさんが披露した、キョウのスピアーのしんけいどくとマタドガスのポイズンミストを合わせたデッキがルーツです。2倍どくとまひの重複が凶悪で、とても面白いアイディアだと思ったので、借用させて貰いました。
わるいアリアドス3
イトマル(neo1)3
マタドガス(拡張シート)2
ドガース(イントロ)2
メガニウム(neo1)2
ベイリーフ(neo1)2
チコリータ(イントロ)3
トランセル(拡張シート)1
キャタピー(拡張シート)1
オーキド博士4
ウツギ博士4
クルミ4
マサキ2
ナツメの眼1
パソコン通信1
ポケモン交換おじさん4
夜の廃品回収2
ポケモンいれかえ2
R団のアジト3
エネルギーリムーブ2
いいきずぐすり2
草エネルギー10
ポケモンチェックに干渉する珍しい特殊能力で、毒を付与する技の決定力を上げてくれます。早めに2体並べるのが理想。原則、エネルギーはあまり貼りませんが、しつこくバトル場に呼ばれるようなら手貼りしてガスばくはつすることも。
草タイプのエース。こちらも早く場に出し、殴ってダメージを受けた後はベンチに引っ込んでエネルギーの補助を行います。わるいアリアドスのどくしばりがエネルギー2枚、マタドガスの退却がエネルギー1枚で賄えるようになります。他の技でどく状態にしたポケモンをアロマスリープで眠らせ、バトル場に固定してどくによるダメージを増やす嫌がらせもできます。
ポイズンミストと噛み合うどくのこなを備えたこのベイリーフを選択。中間進化としては充分なスペックです。
アタッカーのわるいアリアドス、メガニウムを共通の弱点からグリーンシールドで守る作戦。基礎打点が高い炎タイプの前ではそこまで信頼できません。不要なマッチングでは進化前のキャタピーも合わせてポケモン交換おじさんやパソコン通信のコストにあてます。
サーチ先の第一候補はオーキド博士です。わるいアリアドス、メガニウム、マタドガス2体の盤面を作りやすくなるように、と考え入れました。エネルギーリムーブを持ってくるのもありよりのあり。
相手のポケモンの技を妨害できます。エネルギーをトラッシュしておけばにげられなくなる可能性もあり、どく状態やからめとるの対象に有効です。
重要なポケモンをキープします。おいしげるのおかげで代償は痛くありません。わるいアリアドスにエネルギーを3枚貼ってからメガニウムを出したときなどは、余剰分を利用することができます。
序盤の立ち上がりを安定させ、いいきずぐすりで捨てる分を供給するため、10枚に。
締めに、比較による評価と改善案を書きます。メガニウム、わるいベトベトン、マタドガスを合わせたメガわるベトンというデッキのアタッカーであるわるいベトベトンと比べて、わるいアリアドスは要求エネルギー枚数、弱点の面では劣っていて、最大打点の高さ、どく解除のされにくさ、ベトベトンへの耐性では上回っています。わるいベトベトンの方が優れているとは言い切れないと思います。炎相手は相当きつそうですが......。イトマルはneo4でも可。HPが高く、進化まで持ち堪えやすくなります。トランセルラインはパラセクトライン、はたまた学習装置などに変えた方が良いかもしれません。殿堂ランクの消費方法もこれが最善とは思っていなくて、エネルギーリムーブを超エネルギーリムーブにしたり、パソコン通信を他のドローソースにしたりすることも考えられます。マイペースで対戦を重ねて探っていくつもりです。