デッキ紹介「でんじりょくコントロール」
動画にも登場した今流行りのレアコイル(neo2)を主役とするデッキの解説記事です。
・デッキレシピ
わるいレアコイル3
レアコイル(neo2)2
コイル(拡張シート)3
コイル(neo2)1
ピクシー1
ピッピ(拡張シート)2
ルギア(プロモ)1
エイパム(neo1)1
ウツギ博士4
クルミ3
マサキ3
新ポケモン図鑑2
ポケモン交換おじさん2
礼儀作法2
夜の廃品回収3
突風1
エネルギーリムーブ1
ポケモンいれかえ1
リサイクル4
雷エネルギー7
悪エネルギー4
対応レギュレーション 新殿堂
・コンセプト
このカードと他のコイル族で出来ることとして
①ポケモンセンターの代償の打ち消し
②ポケモンぎゃくしめいの交代先にエネルギーを移動
③プラズマ後にベンチへ雷エネルギーを供給
④エネルギー分散によるきぜつ時の損失の軽減
などが思い浮かびます。今回はこの中の④に重きを置きました。
動かすエネルギーは
移動対象は
バトル場のわるいレアコイルに悪エネルギーを貼って攻撃して、HPが少なくなったらベンチのわるいレアコイルに移すことでトラッシュを回避してためていき、1体に集中させて50から70ダメージのじりょくせん発射を狙います。
各カードの説明
わるいレアコイル
じりょくせんによってバトル場からベンチの非アタッカーにエネルギーを移動させ、返しのターンに強力な技を受けるのを防げます。ポケモンに貼られたエネルギーはトラッシュよりも回収する手段が少なく、終盤にエネルギー枯渇が生じやすいところが相手にとっては厄介です。逃げるコストが0のポケモンを対象にするといっそう効果的です。エネルギーをつけかえたくないときもソニックブームを撃つ択があります。
マグネットで同じカードを呼び、連鎖的に増殖させます。この展開力のおかげで進化先を合計5枚積んでも腐りにくくなっています。ドローソースよりも先に使った方が山札を早く掘り進められるので、順番に気をつけなければなりません。ただし、後述するカードが手札にある場合は話が変わります。
ちょうでんどうは場の残りHPが10のポケモンをきぜつさせられる技です。忘れた頃、たまに必要な場面に遭遇します。
序盤にバトル場を任せるならこちらのコイルがベターで、ロックオンからのでんじほうにより手痛いダメージを与えられます。逃げられてもエネルギーを削る仕事をしたという見方もできます。また、抵抗力を持つ草タイプに対して、時間稼ぎ用の壁役をこなせる種ポケモンです。
「雑に強い」で有名。じりょくせんのエネルギー移動を無効化するフシギバナやリザードンに対抗できるパワーカードです。進化前のピッピのこのゆびとまれでこのデッキが苦手なベトベトンやフーディンをバトル場に引きずり出してから進化し、ゆびをふるで倒すこともできます。ポケモンセンターとのシナジーも良好です。
わるいレアコイルとピクシーの闘弱点をカバーする闘抵抗枠。でんじりょくの可動範囲はコイル族だけであり、それ以外には極力多くのエネルギーを貼りたくないのですが、妥協して投入しました。にげるコストも軽くないので、余りのエネルギーがなく、相手のデッキに控えを引っ張り出す手段が多いなら出さない方が吉です。
じりょくせんと合わせて2エネを剥奪し反撃を止めます。じりょくせんの対象にできない特殊エネルギーをトラッシュでき、特に鋼相手に重宝します。
戦局に大きな影響を及ぼすカードです。にげるコストの重いポケモンを引きずり出し、じりょくせんでエネルギーを減らして逃さず刈り取る、あるいはきぜつ前に攻撃をやめて相手の山札切れを待つというユニークな戦法も取れます。
3枚投入しました。主な理由はわるいレアコイルやレアコイルがきぜつした後早く復帰しやすくするためです。刺さる相手にピクシーを使い回すのも有効です。
4枚積み。エネルギーリムーブや突風を再利用できるエコカードです。悪エネルギーを回収して場における蓄積の手助けもしてくれます。加えて、アタッカーの早急な戦線復帰にも一役買います。
・ドローソース
盤面をつくるためのカードの枚数が多いためオーキドとウツギはフル投入、マサキはやや多めになっています。新ポケモン図鑑は悪エネルギーを早くたくさん引きたいのでまたも採用です。シャッフル効果と合わせて多くの枚数を見て探していくのですが、このデッキではトレーナー以外にも相性の良いカードが入っています。
このコイルのマグネットを後から使います。テキストを読む限り、たとえコイル4枚が場やトラッシュにあったとしても、空撃ちして山札をシャッフルできると思われます、多分。
・エネルギー
雷エネルギー7 悪エネルギー4
序盤からじりょくせんやゆびをふるを撃つために雷エネルギーは最低でも7枚ぐらいは欲しいと感じました。レアコイルのプラズマとでんじりょくのおかげであまり不足しません。悪エネルギーはでんじりょく下において、場にとどまり貼り直せるプラスパワーの感覚で使えます。
・プレイング
まずコイルを並べなければ始まりません。進化はわるいレアコイルをレアコイルより優先します。そして場にわるいレアコイル2体、レアコイル1体を立て、エネルギーリムーブやポケモンセンターで維持し、倒されたら廃品回収やドローソースですぐにリカバリーします。とにかく2種類のレアコイルを連携させて戦うことが重要です。
悪エネルギーはバトル場に貼ります。仕留めるとき、確定数をずらすのに不要な分はベンチへ。一方で雷エネルギーは技コストを満たすのに不要な分を分散させます。これらは1体がきぜつしたとき捨てられるエネルギーを削減するための措置です。
・入りそうで入らなかったカード
マイクロウェーブはじりょくせんの効果非対象の特殊エネルギーをトラッシュできます。控えで育成する鋼ラッキーやバンギラスなどを狙い撃ちすると相手は苦しいはず。しかし、エネルギーリムーブの方が役立つ場面は多く、採用に踏み切れませんでした。
スペックの高さは言わずもがなですが、わるいレアコイルに貼る悪エネルギーが減り、コンセプトから逸れるのを懸念しました。まあ、気にせずにねじ込むのもありです。
わるいレアコイルのかさ増しができ、でんじりょくの対象になるアタッカーとして働きます。コイルに変身してマグネット起動も。楽しさを底上げするために入れたかったのですが、ポケモン回収やドードリオラインを要求され、リサイクルを4投する枠がなくなってしまいます。
デッキ解説は以上です。お読みいただきありがとうございました。
デッキ紹介 「鋼かっこいいポリゴン」
第1回杉並旧裏オフに持ち込んだデッキの改良版の解説記事です。
・デッキレシピ
かっこいいポリゴン1
ハッサム1
ストライク4
わるいクロバット2
わるいゴルバット4
ズバット4
ウツギ博士4
クルミ4
マサキ2
新ポケモン図鑑2
礼儀作法2
ポケモン交換おじさん2
リサイクル2
夜の廃品回収2
エコロジム1
せまいジム1
ポケモンぎゃくしめい2
退化スプレーHYPER4
草エネルギー7
レインボーエネルギー1
鋼エネルギー4
対応レギュレーション 杉並殿堂2019
新殿堂では
リサイクル2、 草エネルギー1→ポケモンぎゃくしめい2、わるいクロバット1
・コンセプト
かっこいいポリゴンに鋼エネルギーを装備し、さらにかっこよくしてからテクスチャーマジックで相手のメインアタッカーの色に抵抗を持たせ、-50程の防壁を築き3D アタックで攻撃します。
高HPかつ逃げるコストの重いポケモンをバトル場に出されたら弱点変更が活きてきます。この効果はダメージソースでありながら鋼エネルギーのデメリットが適用されません。
・弱点を突くアタッカー
入れ替え先は少ないエネルギーで大きなダメージを与えられるポケモンを選びました。ストライクは気軽に逃げられるのでスラッシュダウン後にすぐかっこいいポリゴンを戻せます。一方、ハッサムはしばらくバトル場に居座ることになりますが、たとえHP120の相手でもみねうちできぜつさせる殺傷能力が売りです。有色であり弱点変更と組み合わせられるのがマチスのラッタとの差別化点と言えます。ただ、ダメージは切り捨てであり、相手のHPが奇数×10だと一撃で倒せません。
・狙撃手段
こっそりかみつくはHPを調整し、2倍ダメージのみねうちの致死圏内に入れるという仕事をします。とつぜんかみつくと合わせてみねうち後のとどめをさすことも可能です。
また、この3枚にはかっこいいポリゴンの防壁を崩す進化ポケモンが出る前に種ポケモンを除去する役目もあります。
・ダメージ源となるトレーナー
わるいクロバットの特殊能力を使い回すカードです。オーキドでトラッシュするのは極力避けたいところ。退化スプレーHYPERではハッサムを対象にして状態異常の回復、逃げるコストの軽減などもできます。
・ドローソース
オーキドウツギクルミは安定の枚数。マサキを多投すると退化スプレーHYPERや鋼エネルギーなどをオーキドで捨てるリスクが増大するため、2枚にとどめています。
残りのドローソース枠は以前ポケモンギアだったのですが、最近ツイッターで話題になっていた新ポケモン図鑑を試してみると、想像以上に使い勝手が良かったので採用に至りました。
新ポケモン図鑑はどんな種類のカードもトップに持ってこれる上に、マサキやクルミを使えばすぐにプレイすることもできます。さらに、5枚の中に欲しいカードがない場合もクルミ、礼儀作法、交換おじさんのいずれかでシャッフルすれば目当てのカードを引くのを早められるのです。
これらのメリットから特殊エネルギーを引く手段として有用であり、鋼エネルギーをいち早く揃えたいこのデッキに合っていると思っています。
・エネルギー
スラッシュダウンの制約取り消しやかっこいいポリゴンの弱点変更後の交代を考慮し、やや多めにしました。
・プレイング
序盤はストライクに草エネルギーを貼り、スラッシュダウンとこっそりかみつくで相手のポケモンをきぜつさせ、足を引っ張ります。次にかっこいいポリゴンにベンチで鋼エネルギー2枚、草エネルギー1枚を貼り、テクスチャーマジック宣言後鎮座します。鋼エネルギーを3枚以上貼ると3Dアタックの威力が0に近づきゲームが膠着するので注意が必要です。防壁が保たれている間にダメージを蓄積させることを念頭に置く必要があります。
そして、ときにはそれを解除しながら弱点変更とベンチ攻撃を駆使して積極的に攻めていきます。このデッキは基本的に火力が低いので、サイド取得につながらないこっそりかみつく、とつぜんかみつく、ポケモンぎゃくしめいの消費は大抵悪手です。
エネルギーなしのストライクをバトル場に置き、かっこいいポリゴンを武装していきます。それが終わってからテクスチャーマジックで水抵抗を宣言すれば、理想の盤面が完成してもまず突破されません。−50の壁を越えてくるカメックスやわるいカメックスは弱点を変えた後他のアタッカーで殴れば2ターンできぜつします。エネルギーを破壊するヌオーはストライクのスラッシュダウンで。
対エンテイファイヤー
対カメックスと同様かっこいいポリゴンに急いで鋼エネルギーを貼ります。錯乱ジムを序盤に出されると辛いものの、ドローソース使用の回数を稼いでコンボパーツを揃えていきます。鋼エネルギーを2枚引いてからは、テクスチャーマジックで炎抵抗を指定すると一気に有利になります。エンテイのぐれんのほのおもエネルギー2枚トラッシュで10ダメージは割に合いません。ダメージカウンターをたくさんのせていけば倒されてからも先にサイドを引ききれます。
対ネルトプス
カブトプスラインをストライクのスラッシュダウンで弱点を突いて倒していきます。ハガネールはテクスチャーマジックの鋼抵抗で受け、鋼弱点にしてハッサムのみねうちとかみつき特殊能力で処理します。
水単色、超入りなら鋼なしかっこいいポリゴンと鋼つきハッサムで戦います。
炎入りなら鋼テクスチャーマジックで炎抵抗にして炎タイプを殲滅してから、逃げて鋼エネルギーを減らし、テクスチャーマジックで今度は水抵抗に変えてキングドララインを叩きます。
対スライ
鋼多重ハッサムで戦います。テクスチャーマジックの雷抵抗は間に合いません。おとりとしてかっこいいポリゴンを出す手はあります。
対草タイプ
鋼多重ハッサムで戦います。草抵抗のかっこいいポリゴンも戦況次第で併用できると思います。
ひたすらストライクのスラッシュダウン。
・苦手なデッキ
リザバク、カツウィンなどの高火力デッキ
鋼テクスチャーマジックの耐久力で受け切れません。
ホウオウベトンなどの無色中打点以上のデッキ
テクスチャーマジックで無色抵抗にはできず、鋼ハッサムでも押し負けるので。
ひかるライチュウなどのエネエネ多色デッキ
鋼テクスチャーマジックはせいぜい2色までしか受けられません。
鋼エネルギーもテクスチャーマジックも意味をなしません。
エネルギーリムーブ、超エネルギーリムーブ入りのデッキ
鋼エネルギーを複数枚剥がされるのは痛い。
ベンチ攻撃手段が豊富なデッキ
バトル場の防壁が機能しません。
・最後に
かっこいいポリゴンと鋼エネルギーで遊ぶデッキとして時間をかけて考えてみました。この中のギミックの一部でも抽出して研究してもらえると幸いです。